ミズゴケを利用した「リバー・リ・ウォール」をご存知ですか。NHKで紹介されているのを見て初めて知りました。土が要らず軽量で、室内でも手軽に設置でき、植物を可能な限り自然に近い形で生育させたら絵のようになったものです。電気やパイプを大量に使う人工的な「緑化」とは違い、川や湿原をモデルにした「自然化」が特徴的で、水は緩やかな傾斜で流れ、コケが適度な温湿度を保ちます。緑だけでなく赤や茶の植物、微生物が共存し、コケが侵食し合い、季節や環境の変化でこの「絵画」は時間と共にゆっくり変化していきます。これから、乾燥時期になりますが空気清浄機や加湿器よりもずっと自然な潤いを感じられていいなあと思っています。会社や家でも手軽に利用できたらいいと思いますが、レンタル料が月に4万円程かかるようなので余裕のある方は利用してみてはどうでしょうか。第一建設の地下室の家に「リバー・リ・ウォール」を設置すると湿気の調整にも役立ちそうです。担当/森田